月経前症候群(PMS)とは?

生理前(月経の1〜2週間前)になると、顔がむくんだり、気分的にも不快な症状を総称して月経前症候群(PMS)といいます。
原因は、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)、プロスタグランジンE1(局所ホルモン)などの異常、ビタミンB6とマグネシウムの欠乏、低血糖、子宮への血行が悪くて充分な酸素が送られない為だと言われています。
また、月経前症候群と妊娠初期症状と良く似ているため、月経前症候群の症状がでてから2週間以上たっても生理が始まらないときには、病院で検診を受けるようにしましょう。

月経前症候群(PMS)の症状や予防のポイント。

症状

月経前症候群(PMS)は人によって、症状は様々ですが、次のような症状があります。顔がむくみ、体重が増えたような気がする、下腹部に痛みがある、気分が落ち着かずイライラして感情的になります。

予防のポイント

マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB群をはじめとしたビタミン類を不足させないように食事を改善し、毎日30分程度軽い運動をするようにしましょう。また食事などで、充分な栄養を摂取するのが、困難な場合はサプリメントなどを上手に利用して栄養が偏らないように心掛けましょう。

月経前症候群(PMS)に関する情報サイト。

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月経前症候群(PMS)に有効な栄養素。

ビタミンB6

女性ホルモンの分泌に関与し、月経前症候群の緩和に働きます。またマグネシウムの吸収率を高めると言われています。ビタミンB6を摂取する場合は、ビタミンB群がすべて配合されたサプリメントを摂取するようにしましょう。ビタミンB6だけをとると、他の栄養素が不足する可能性があります。

ビタミンE

ある研究では、月経前症候群の症状が出やすい女性に2ヶ月間、ビタミンE(d-α-トコフェロール)を毎日服用したもらったところ、気分の変動、特定の食べ物がほしくなる衝動や、おなかのはりや落ち込みなどの症状が改善されたとの報告があります。
プロスタグランジンや神経伝達物質の代謝に関与してるため、症状の緩和ができたと考えられています。

カルシウム

カルシウムは筋肉の収縮をやわらげる効果があり、精神を安定させる効果があると言われています。
アメリカの病院の報告によれば、カルシウムを1000mg/1日を1ヶ月間、摂取してもらうと、73%の女性の方が、症状が軽くなったとの報告があります。

マグネシウム

月経前症候群がある、女性の血中マグネシウム濃度は、症状のない女性よりも低いと報告されています。
また、血中マグネシウム濃度が上がると、月経前の不快感、特に緊張感や不安などの感情面が改善されることを示した研究結果もあります。
マグネシウムが欠乏するとドーパミンが不足し、多くの女性が月経前に緊張感やいらいらを感じることに関係していると言われています。

月見草オイル

月経前症候群(PMS)による不快な症状には、ホルモン様物質のプロスタグランジンが不足する事により、ホルモンの乱れや子宮内膜の機能が、正常に働かないためではないかと言われています。プロスタグランジンを作り出すためには、γリノレン酸が必要です。その為γリノレン酸が、含まれる月見草オイルが効果的だと言われています。

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