ビタミンKとは?
ビタミンKはドイツ語のKoagulation(凝固)の頭文字を取って付けられました。
ビタミンKには、骨を丈夫に保つ働きもあります。骨の70%はタンパク質でできていますが、タンパク質合成にビタミンKは不可欠なのです。
このたんぱく質がオステオカルシンです。オステオカルシンはカルシウムが骨に沈着するときに必要な物質で、ビタミンKはその働きを活性化させることでカルシウムの骨への沈着を促します。
ビタミンDと同様、薬として病院で処方される場合もあります。
ビタミンKの効果。
代表的な効能を下記より紹介します。
血液凝固作用があります。
出血時に血が止まるのは、ビタミンKの働きによるものです。普段は血液凝固を抑える成分が作用しています。血液の凝固と凝固抑制と表裏の作用を兼ね備えています。
骨を丈夫にします。
ビタミンKは骨の健康維持には不可欠です。骨からのカルシウムの支出を抑制するビタミンKは骨粗鬆症の予防はもとより、治療薬としても使われています。
新生児の欠乏に注意が必要です。
新生児においては、腸内細菌が成人ほど発達していないので、ビタミンK不足による頭蓋内出血を起こす恐れがあります。このため、乳児健診の時にはビタミンKが投与されています。生後すぐの新生児にはビタミンKのシロップを飲ませるといった方法がとられています。
ビタミンKに関する情報サイト。
ビタミンKの効果
骨粗しょう症の予防や、新生児が不足しやすいビタミンKの効能や摂り方を分かりやすく解説しています。
ビタミンKを摂るときの注意事項。
腸内細菌からの供給もあるため、健康的な食事をしている方には不足の心配はありません。
ただし、抗生物質を飲み続けている人は腸内細菌からの供給は少なくなるので、食物やサプリメントから摂取するように心掛けてください。
また、抗血液凝固剤を使用している人や血栓症の人はビタミンKの摂取量を制限される事があるので医師に確認されてから摂取してください。
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